日付変更が世界一早いキリバスと言う国

キリバスとは正式名称をキリバス共和国と言い、オーストラリア大陸の北東方向に位置する、イギリス連邦加盟国です。日付変更線に近く、世界中で最も早く日付が変わる国です。

日付変更が世界一早いキリバスと言う国

国旗の下半分には太平洋を示す青い地に白い3本の波があり、上半分には赤い地をバックに上る朝日と、その上を飛翔するコグンカンドリが描かれています。

白い3本の波は主要な国土のギルバート諸島、フェニックス諸島及びライン諸島を示しており、太陽の放つ17本の光はギルバート諸島の16個の島と、かつて太平洋の三大リン鉱石産地であったバナバを示しています。

1937年、当時イギリス領であったギルバート諸島とエリス諸島(現ツバル)のためにデザインされたもので、1979年に国旗として制定されました。

国の名称は1788年、島を発見したイギリス人水夫トマス・ギルバートに由来しています。その歴史は約2000年前に西からカヌーで移住したミクロネシア系の人々によって始まったと考えられています。

ヨーロッパ人の来航は1537年のスペイン人の航海家で、1777年にはイギリス人のジェイムス・クックが来島し、1892年にはイギリスの保護領、1916年には植民地となりました。

第二次大戦の始まった1941年には大日本帝国に占領され、島の一部では米軍との間に激しい戦闘が行われました。1956~62年にはライン諸島にあるクリスマス島がイギリスとアメリカの核実験場として使用されました。

1971年には自治領となり、79年には独立しました。この時、アメリカがフェニックス諸島と一部を除いたライン諸島の所有権を放棄したため、これらの島々もキリバスの領土となりました。

国内にはギルバート諸島、ライン諸島、フェニックス諸島の3つの行政区があり、バナバ、中央・北・南ギルバート諸島、首都タラワの6地区に分類されています。このうち首都タラワを含むギルバート諸島の4地区に住民のほとんどが居住しています。

キリバスとはかつてリン酸塩の産出地として有名でしたが、その鉱床は1979年の独立の頃に枯渇してしまいました。

現在はコプラ、鑑賞用魚や海草が輸出産業の大半を占めています。経済は熟練労働者不足、インフラの不備、国際市場からの距離があることで大きな制約を受けています。

現在、国が直面している最大の問題は、地球の温暖化などによる海面上昇で、国土の半分以上が水没する危険があります。2014年にはフィジーが、キリバスの水没時には全国民をフィジーに受け入れる用意があると発表しました。