第二次世界大戦のときには激戦地となった政治の中心地

イギリス連邦に加盟しているキリバス共和国は、太平洋に浮かぶ島々からなっています。

具体的には、16の珊瑚礁の島及び環礁からなるギルバート諸島、カントン島にのみ住民がいるフェニックス諸島、そしてハワイ諸島の南中部太平洋にあるライン諸島の一部など全部で33の環礁を領土としています。

33もの環礁は、350万km²にもわたって点在しているために、排他的経済水域の面積の割合では世界第3位を誇ります。

また、世界で一番早く日付が変わる国ということでも知られています。

キリバス共和国の首都は、中部太平洋にある環礁であるタラワ島にあります。タラワ島の住民の大半はミクロネシア人で、第二次世界大戦のときには、激戦地となったことでも知られています。

行政区は、南タラワ、ベシオ、北タラワの3つに分けられ、南タラワにはテイナイナノ都市評議会があり管轄しています。ここが実質的なキリバス共和国の首都であり、かつタラワ環礁の政治的中心となっています。

キリバス共和国の歴史は、約2000年前に西方からやってきたミクロネシア系たちによって始まりました。平和で静かな島でしたが、1777年にはイギリス人のジェイムズ・クックが来島してから、大きく変わり始めます。

そして、19世紀初頭から、ヨーロッパ人による経済活動が始まっていきます。 1916年にはイギリスの植民地となり、1941年には日本によって占領されます。

さらに、1956年から1962年にかけて、ライン諸島にあるクリスマス島において、イギリスやアメリカによる核実験場とされてしまいます。欧米や日本によって翻弄されたキリバスがイギリスから独立を果たすのは1979年にことです。

経済活動に関しては、GDPの5分の1以上を観光業が占めています。また、日本やオーストラリア、ニュージーランド、そして台湾などからの財政支援も大きく島の経済を支えており、GDPの25%から50%を占めています。

さらに広大な範囲に排他的経済水域を所有しているために、外国漁船からの入漁収入も経済を大きく支えています。その中には、当然日本も含まれています。

タラワにボンリキ国際空港がありますが、日本からの直行便はありません。

そのため、まずグアムやブリスベンまで行き、そこからフィジーのナンディまで戻ってタラワに入ることになります。美しいサンゴ礁が広がる海は、ダイビングの絶好ポイントであり、人気を集めています。